ようこそ人類、ここは地図。

私たちにおける、素晴らしい座標を

食べられるカジノを作ることにした。

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どうにかならないのか。

椎茸の裏っ側は。

も少しタフでいてほしい。

椎茸の裏っ側よ。

やけに細かい溝みたいなのが
ルーレットの円盤そっくりに
規則正しくひしめいているんだ。
椎茸の裏っ側には。

そのくせ溝と溝とを溝たらしめている壁が
象牙色にやさしくふわふわ触ると気持ち良いもんだから
到底カジノには向かないのだ。
椎茸の裏っ側は。

林檎にしてもそうだ。

林檎と林檎を闘わせて
コロシアムみたいにしたら
なかなかいいじゃないか
「アップル・コロシアム20xx」

思い立って、
その辺をうろうろしていた林檎をつかまえて
練習試合をさせてみたのだが。


ちっとも闘わないのだ。

戦闘意欲がないのか。
林檎よ。
少しくらいのやる気は出せないか。

味噌田楽でポーカーを試みる。

シャッフルが難しい。


柚子味噌で描いた数字や絵柄が
シャッフルでぐしゃぐしゃになってしまう。


数字の判別がつかなくなると、もはやトランプとしては意味がない。
また、カードを動かす度に味噌がそこらじゅうに飛び散って見た目も美しくない。

どうしたらよいのだろうか。

もう少し、
ぐにゃぐにゃ動かないように
蒟蒻を鍛えるしかあるまい。

生きることと同じように
骨が折れる仕事である。